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糸をほぐす

頭の中のからまった糸をほぐすように、文章を書いています。

『プリンセスメゾン』第4回感想

ドラマ

10/25からNHKBSプレミアムで放送しているドラマ『プリンセスメゾン』を見ている。特に期待せず第1回を見たら、じわじわとしみてくる切なさがあって、毎週録画している。


森川葵さん演じる居酒屋勤務の26歳独身、沼越幸がマンションを買うという夢を追う話。その回によってスポットがあたる人物がいて、表ではそつなく日常生活を送っているように見えても、実はみんないろんな思いを抱えて生きていることが描かれる。
全体的に適度な脱力感があるので油断して見ていると、心のすきまに刺さるセリフを突然持ってこられてぐさっと来る。

例えば、バリバリに仕事ができて「ひとり身の希望の星」と呼ばれている(推定)40代の女性が、夜寝るときにつぶやいた「私いつ死ねるんだろう」。
なかなか、このセリフは入れられないなあと思った。
でも私も思うときがある。いつまで生きていかなきゃいけないんだろう。

女がひとりで生きていくことは、今や特別なことではないと思う。けれど男よりも女の方が世間の風当たりは強い(ような気がする)。誕生日やクリスマスも女がひとりで過ごすと言うと、殊更「かわいそう」という顔をされる(ような気がする)。
こういうことを言うとよりいっそう「かわいそう」という顔をされる(ような気がする)ので言わないが、クリスマスだからといってケーキ食べたりプレゼントあげたりとか、もう面倒。盛り上がるのはサンタクロースを待つ子どもたちとカップルで過ごす学生たちで十分じゃないだろうか。世間の波に乗ってはしゃぐのは、もう卒業。疲れちゃった。

ひとりというのは、守るものがないだけ自由だけど、どうしても踏ん張らないといけないときに支えになるものがないということでもある。自分ひとりの意志だけで前に進むというのは、ときどきしんどい。
ドラマの中でその女性はこう言う。
「女がひとりで生きていくのって、覚悟が必要よ」
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