糸をほぐす

頭の中のからまった糸をほぐすように、文章を書いています。

『直虎』最終回を見て

またしても、まったくタイムリーじゃない更新になってしまった。すでに2週間も前に最終回は終わっている。

新年の準備にも手をつけないまま、もうすぐ2017年が終わる。

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直虎はやっぱり、政次の死まで盛り上がり、そこから停滞した感はある。まわりで見ていた人の中には、「最終回が1番つまらなかったなー」という人もいたし。

政次の屈折した愛情表現が好きだったな。直虎のこと、本当は好きなの、憎んでるの、どっちなの、という政次役の高橋一生さんの微妙なバランス。

高橋一生さんを「高橋一生さんだ」と認識して見るようになったのは、2014年の『夜のせんせい』あたりからでしょうか。押しつけがましくない色気を持った俳優さんだなと思った。2014年といえば、私にとってのNo.1大河である『軍師官兵衛』にも出演されてましたね。

そのあとはといえば、2016年のドラマ『プリンセスメゾン』、まじめだけど一癖ある伊達さん役が飛び抜けて好きでした。

 

 直虎に話を戻すと、毎回のサブタイトルがおもしろかった。他の小説やらドラマやらのタイトルをもじったものが多く、『綿毛の案(赤毛のアン)』、『武田が来たりて火を放つ(悪魔が来たりて笛を吹く)』、『井伊をともに去りぬ(風とともに去りぬ)』なんか、うまいなあ。

そして最終回は『石を継ぐ者(星を継ぐもの)』。

石を受け継ぐって何なんだと思いながら見ていて、途中でこの言葉にかけられたもう一つの意味に気づく。最後までうまいなあ。

政次が生きていた頃、直虎は政次と碁石をはさんで国の行く末について何度も語り合ってきた。その石を万千代は南渓和尚から受け取る。直虎と政次がその石に込めた意志とともに。

 

直虎の死は、信長や信玄のように諸国を揺るがす事件ではなかった。静かに死んでいく。

死の床には今まで深く関わった男(の子)たち3人が迎えに来てくれて、平和な国を造るという意志は万千代改め直政が継いでくれて、直虎の最期は幸せなものだったんじゃないかな。

徳川260年の歴史を支えていく井伊家の基にあったのは、直政に受け継がれた意志だった。それを見せるために今までのストーリーがあったのだと思うと、途中停滞した期間も、終わってみればあれはあれでよかったという気がします。

 

 

これが今年最後の更新になりそうです。

どうぞよいお年をお過ごしください。