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糸をほぐす

頭の中のからまった糸をほぐすように、文章を書いています。

最善の選択をすることが最善の道ではない

柿の種(戯言)

どこで聞いた言葉なのか忘れたけれど、ときどき思い出す。

いくつかの選択肢があってどれかを選んで、そうして現れる道を進んでいくとまた選択肢があってその1つを選んで、延々とそれを繰り返してふと後ろを振り返ってみたら、選ばなかった選択肢からつながる道が迷路のように入り組んで無数に残されていた。それらはどこにつながっていたのだろう。

アインシュタインが言ったように神はサイコロを振らないのなら、今までの選択は必然だったかのもしれない。それとも他を選んでいたとしても、今と同じ場所に辿り着いていたのかもしれない。選んだのは自分、他人の意見に迷ったのも自分、そこに偶然は作用していない。

自分の選択が最善でなかったと思っても、選択は一度きりでやり直すことはできない。戻ることのできない一方通行の道を歩き、次々と現れる選択肢を選び続けるしかない。道がどこへ続くかは後になってみなければわからない。今いる場所は過去の選択の結果ではあるが、まだ道の途中だ。