糸をほぐす

頭の中のからまった糸をほぐすように、文章を書いています。

『刑事フォイル 警報解除』

『刑事フォイル 警報解除』の感想を書いています。第5シリーズ第3話(NHK BSプレミアムでは2017年3月5日、3月12日放送分)です。 あらすじ&感想 終戦の祝賀行事の治安維持委員会の中で起こった2つの事件の捜査。事件の引き金となったのは、戦争がきっかけ…

『カルテット』STORY8-最終回

第6回、7回の感想をイギリスに向かう機内と着いてからのホテルで書いたのだけど、帰国してから忙しさにかまけて、その後更新しないまま最終回を迎えてしまった。 真紀さんの過去を知ってみると、これまでの回での真紀さんのセリフも違う意味をもって聞こえて…

『刑事フォイル 壊れた心』

『刑事フォイル 壊れた心』の感想を書いています。第5シリーズ第2話(NHK BSプレミアムでは2月19日、2月26日放送分)です。 あらすじ <前編> 1944年10月。イギリス軍はある貴族の館を接収し、精神を病んだ兵士の診療所にしていた。そこで働…

『カルテット』STORY6、7 「愛してるけど好きじゃない」

第6回は夫婦の気持ちが離れていく過程というしんどい内容で感想を書く気持ちになれなかったのと、あまりに多忙だったのとで、第6回、第7回はまとめて書きます。 それにしても、第5回で4人が自分たちの現実をつきつけられるというしんどさを見せられた後に、…

『刑事フォイル 疑惑の地図』

『刑事フォイル 疑惑の地図』の感想を書いています。第5シリーズ第1話(NHK BSプレミアムでは2017年2月5日、2月12日放送分)です。 3月11日(土)~ 第1シリーズからの再放送が始まるそうです! www9.nhk.or.jp あらすじ <前編> 1944年4月。…

『カルテット』STORY5 夢と現実とプライド

夢に裏切られた経験がある人には、第5話はかなりしんどかったんじゃないかと思う。しんどい話だった。 「あきらめきれない人たち」 成功している人から見れば、もう終わっているのだ。終わっている夢を、あきらめきれない人たち。 真紀さんもすずめちゃんも…

「あなたの人生は、いま何点ですか?」

「LIFE!~人生に捧げるコント~」の「LIFE!ANSWER」というコーナーの話。出演者が天の声からときどき投げられる質問。 → NHK「LIFE!~人生に捧げるコント~」 自分の今の生活とか、何を優先して生きるべきかとか、目指している場所…

ブログを始めて3カ月経って思うことと、Web世界についての妄想

ここらへんで一度、今思っていることなど書いておこうと思う。 最近はドラマの感想を多く書いている。もともとこのブログを始めたときには、そういう記事を書くつもりはなかったのだけれど、『逃げ恥』がおもしろくて他のブロガーの方たちの感想を読んでいる…

『カルテット』STORY4 連鎖する秘密

第4回は、家森さんの回でした。 家森さん役の高橋一生さんは、前クールのドラマ『プリンセスメゾン』で演じられた伊達さん役が好きだった。呼吸とか、指の先、目線の先まで行き届いた演技で、『カルテット』を見ようと思ったのは高橋一生さんが出るからとい…

『刑事フォイル 戦争の犠牲者』

『刑事フォイル 戦争の犠牲者』の感想を書いています。第4シリーズパート2の2話目(NHK BSプレミアムでは2017年1月22日、1月29日放送分)です。 あらすじ <前編> 1943年3月。フォイルのもとに、かつて親しかった上官の娘が子どもを連れて現れる。…

『カルテット』STORY1、2、3 一筋縄ではいかない大人たち

このドラマについてあちこちで「万人受けする作品ではない、でもおもしろい」と書かれているのを見る。私もそう思う。 松たか子さん(巻真紀)、満島ひかりさん(世吹すずめ)、高橋一生さん(家森諭高)、松田龍平さん(別府司)。この役者さんたちがそろう…

『クイーン・メアリー』 メアリーの義母 希代の悪女カトリーヌ・ド・メディチについて

ドラマ『クイーン・メアリー』に登場するフランス王妃カトリーヌ・ド・メディチ。彼女の悪女ぶりを調べてみました。

『湯を沸かすほどの熱い愛』を見て

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』を見た感想をネタバレなしで書いています。

『刑事フォイル クリスマスの足音』

2018年1月8日(日)から『刑事フォイル』の新シーズンが始まりました。 このドラマは全部で第8シリーズまでありますが、前シーズンの放送が第4シリーズのパート1までというきりの悪いところで終わってしまい、続きが放送されるのを待っていました。 『刑…

「クイーン・メアリー」時代のスコットランドの情勢と宗教

ドラマ『クイーン・メアリー』の時代、メアリーの故郷スコットランドはどんな状態だったのか。ドラマの背景を書いています。

「よかった」と「げんなり」で始まった2017年

あけましておめでとうございます。 このブログも1か月とちょっと続けて、それほど多い数ではないですが、毎日どなたかがのぞいてくれているようです。どのくらいのペースで更新できるかはわかりませんが、とりあえず今年1年はこのブログを続けていきたいと…

しばらくの間さよなら、SMAP

スマスマの最後の放送が終わった。これでSMAP5人そろうのは最後らしい。 さびしい。ものすごいファンではないのに、泣きたいような気持ちになる。自分と同世代のSMAPというグループをデビューの頃から知ってはいたけれど、あの頃雑誌の付録でついていたポス…

『逃げ恥』 最終回 面倒くさい2人が進む面倒くさい道

結局みくりちゃんと平匡さんは、面倒くさい人どうし、似た者どうしなのね。 平匡さんには「リストラされたから結婚」と言われ、仕事では「仕事だろ?金もらってるんだからしっかりやれよ」と言われ、カチンと来るよりモヤモヤするみくりちゃんはとても面倒く…

風邪をひく

風邪をひいた。 突然の嘔吐、全身の倦怠感で1日寝込む。 「咳をしても一人」。名句だ。 起き上がれるようになり、とりあえず出勤する。 いすに座って目を開けているだけで、空気中に私の生命エネルギーが漏れていく。 「誰かホイミを・・・いやベホイミじゃ…

『真田丸』最終回 滅びの美学ではなく

『真田丸』最終回の感想を書いています。

『逃げ恥』第10回 認識の違いから生まれた「愛情の搾取」

いろんなことがちょっとずつひっかかり、何について書こうか考えていたらなかなかまとまらず、時間がかかってしまった。 思考があちこちいったけど、みくりちゃんが言った「愛情の搾取」がどうして出てきたのかについて書く。 その前にまずひとこと言いたい…

引っ越してきました

fc2ブログからはてなブログへ引っ越してきました。 ついでにブログタイトルも変えました。 他の方のブログを参考にさせていただき、fc2ブログ→はてなダイアリー→はてなブログと移行しました。あっというまに移行できました。 移行が終わり「はてなブロ…

『逃げ恥』第9回 平匡さんと風見さん、2人の男について

『逃げ恥』第9回。なんとなく正体がつかめない人だった風見さんは、第8回から輪郭が見えてきた。第9回、この人の優しいところが見えて、いつのまにか、私、平匡さんより風見さんの方を好きになってるかも。対して平匡さん。今まで、風見さんと立場を変わっ…

『逃げ恥』を見て結婚と家事の関係について考えた

『逃げ恥』を毎週楽しみに見ている。放送は第8回まで終わったところ。第8回は、平匡さんに拒絶されたみくりちゃんが実家に帰ってしまい、2人が離れて自分と向き合う回だった。あいかわらず新垣結衣ちゃんはかわいかったけど、前半は中だるみ感があったよ…

『プリンセスメゾン』第4回感想

10/25からNHKBSプレミアムで放送しているドラマ『プリンセスメゾン』を見ている。特に期待せず第1回を見たら、じわじわとしみてくる切なさがあって、毎週録画している。森川葵さん演じる居酒屋勤務の26歳独身、沼越幸がマンションを買うという夢を追う…

『君の名は。』を見て

『君の名は。』映画の感想です。ネタバレあります。

日曜日、等々力渓谷に行く

子どもの頃隣の家に住んでいた幼なじみに、等々力渓谷に行こうと誘ったらつきあってくれるというので、とりあえず日にちを決めておいた。行くのは日曜日。 金曜日、帰宅してワインを飲みながら本を読んでたら楽しくて、スマホも見ず。土曜日、家具のリメイク…

柿の種

「柿の種(戯言)」というカテゴリを作った。深い意味はないけれど、たまたま部屋の本棚にある寺田寅彦の随筆『柿の種』が目についたので。この本は思いついたことをつらつら書いたものらしく、例えば「寝入りぎわの夢現の境に、眼の前に長い梯子のようなも…

はじめまして

はじめまして、相馬海(そうま うみ)と申します。何か、書き残しておけるものをやってみたくて、このブログを開設しました。 文章を書くことは頭の中を整理すること、くだらなそうなことをまじめに考えて、頭の中のこんがらがった糸をほぐしていきたいと思…